私が以前に免許を取り自動車学校へ通っていたとき、中国の方も日本の免許を取るために同じ自動車学校に通っていました。

お互いに軽く挨拶する程度の関係だったのですが、全ての課程を終えたことで最後の筆記試験を離れたら町の大きな教習所へ受けにいく事になったのです。

しかし、その中国の方は少し日本語に不安な場所があるようでした。

私は中国語での会話ができなかったのですが、親切心から声をかけて、教習所へと案内することにしました。

教習所までの駅には複雑な乗り換えがあり、中国語のアナウンスも入らないのです。

そして、到着してから試験を受けるまでの手続きなのですが、何とも不親切な事に全て日本語で行われていたのです。

私は必死にジェスチャーと、英語と日本語、そして共に行動することでその人に次するべき事を説明していきました。

日本語は完全には理解していなかった様ですが、どうにか一緒に行動して試験を受ける直前までこぎ着けます。

結局その人は試験の日本語を理解しきれず不合格でしたが、私は合格することができました。

ありがとうとおめでとうと、笑顔で握手してくれたことを覚えています。