著者アーカイブ: ITM02

イタリア在住です。東京でイタリア語教室に通ってから移住しました。以前、ホテルに勤務していた際に、ホテルのパンフレットやレストランのメニューなどを翻訳していました。その際に気をつけたことは、文字のままではなく、それを書いた人が、どのように伝えたいのかを想像しながら訳していました。
本人に確認できる場合は、1番言いたいことは何か、表現したいことは何かを確認しながら作業していました。イタリア語から日本語への訳では、日本語では言い表せない表現も沢山あり苦労しました。レストランのメニューでは、必ずシェフに聞いたり、実際の料理見せてもらって訳しました。

今でも覚えているのが、イタリアで1番高く大きいエビを日本語で何と訳して良いのかわからず、伊勢海老の〇〇添え。。の様に訳したら、お客様に、イタリアでは伊勢海老はとれませんよね?日本から輸入したものですか?と聞かれてしまい恥ずかしい思いをしたことですね。イタリア版伊勢海老とでも訳した方が良かったのでしょうか…
翻訳も通訳と一緒で、その方面に関して知識がないとうまく表現したり訳せないのが難しいところです。