著者アーカイブ: ITM02

ライターの仕事をしているのですが、その中で英語の学習方法をお伝えしたり、海外の方に英語で日本文化を紹介するような仕事もしています。その中には、日本語から英語に翻訳するという作業もあります。本業の翻訳者ではないですが、日々の仕事の中で翻訳もしていて見つけた自然な翻訳するために便利なツールがあります。今回はそのツールをご紹介します。

特に日本語から英語に翻訳する時に使えるおすすめツールがインターネットサイトの「weblio英和・和英辞典」です。このサイトは、有料のサービスもありますが、基本的な昨日は誰でも無料で使えます。weblioは例文がとっても豊富で、英単語や日本語で検索するとその単語を使った例文がたくさん出てきます。

私は、伝えたい表現の自然な英語の言い回しが思いつかない時は、似たような例文をこのサイトで探しています。また、時制の一致や、単数形、複数形などちょっとした文法で迷った時も、似た例文をみて正しい使い方を確認します。 一言に「翻訳」と言っても、その対象となる文章は様々です。英語の文法や読解問題がいくら得意だとしても、翻訳する分野に関しての知識が皆無ではその翻訳された文章を読んだ人には役に立たない文章となる恐れがあります。

そのために、翻訳を仕事にすることを目指している人は、英会話スクールで英語を習うだけでなく、常に幅広い興味を持ち、知識を身に付けることが必要となります。実際、経済紙の翻訳を頼まれたことがあります。その際に、「リーバイス501」という商品名が出てきました。リーバイス501とは、リーバイス社が販売しているベーシックなデニムモデルの商品名ですが、この知識がない人が「501本のリーバイス」と訳してしまった例があります。

翻訳する文章の文脈や背景を把握することは勿論、翻訳する分野に関しては、基本的な知識を身に付けるよう、日頃から心掛ける必要があると考えます。そして、翻訳した文章がより読者に伝わるよう、日本語の正しく分かりやすい文章を書く方法を学ぶことも必要となります。

初心者のうちは、どうしても辞書で単語だけを引いてということが多くなるかもしれませんが、英語と日本語の単語ではニュアンスや使い方が違うことも多いので、例文をうまく活用すると自然な翻訳がしやすくなります。